生活者ネットワークの立ち位置とは

学習会「認知症になっても安心して暮らせるまちに」7/8 左から講師の永田久美子さん、奥田雅子、そね文子

異常気象と言われ、100年に一度の水害と言われる災害が毎年起こるような状況が続いています。日本だけでなく、北極の氷山の崩落、カナダの森林火災、欧州の熱波、ニューヨーク、インドの洪水等々。世界中で何らかの影響が出ていることが報告されています。

正に温暖化の影響でしょう。若者が自分事として環境問題をとらえるのは当たり前になっています。

さて、4月の杉並区の統一地方選は48議席のうち過半数(一人は性別非公表)が女性で、現職12人が落選し、新人15年が当選しました。

私たち生活者ネットワークのそね文子と奥田雅子はそれぞれの政策に特徴はあるものの、40年の歴史の中で市民政治にかかわる政策を網羅的に提示しました。しかし、今回の選挙で新人の女性たちは、これまで票につながらないと言われていた「気候危機」問題、「ジェンダー問題」などシングルイッシュで勝ち抜いてきました。

何か利権の匂いのするおじさん政治より、今、目の前の問題をクリアーしたいと表明した人に区民は期待をしたのだと思います。

岸本聡子区政は1年を経過し、自分の公約と現実に隔たりを感じつつも、地域主権(ミニシュパリズム)、参加を基本に走っています。

私たち生活者ネットワークは自治・分権と情報公開、参加を基本にして40数年市民政治を実践してきました。反対・反対では政治は変わらない事、地域の中で市民に必要な公共財を生み出していくことを活動の基本として、そこから政治につなぐコーディネーターとして議員を出してきています。本来首長とは是々非々ですが、岸本区長と協働して杉並区をより良いまちにしていきたいと考えています。

杉並・生活者ネットワーク代表 藤田愛子