樋口厚さんありがとう、どうぞやすらかに

杉並・生活者ネットワークを長年にわたってサポートしてくださった樋口厚さんが8月24日、亡くなりました。享年79歳。いくつものNPOの支え手であり得難い戦力、お連れ合いの蓉子さん(と仲間たち)の活動を応援する力強い存在でした。たくさんの人に慕われ敬愛された厚さんのお人柄をしのび、2人の方から追悼の言葉を寄せていただきました。

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樋口厚様。

突然のことに今も心乱れています。樋口様にはさざんか⁽*⁾で20年以上本当にお世話になりました。

寛大で優しく同時にすじを通される方でした。弱虫で未熟な僕を忍耐強く見守ってくださいました。

ご自宅で人形劇の稽古をつけてくださり、その後奥様(蓉子さん)も一緒にご馳走をいただいたのも幸福な思い出です。父を早く亡くしたので僕にとって父のような存在です。

どうか安らかにお休みください。

「けやきの見える家」スタッフの折り紙の達人によるコラージュ スタッフの気持ちがこもった作品です

奥様もくれぐれも体調気をつけてください。(さざんか 野口鎮夫)

【たすけあいワーカーズさざんか】

介護保険事業や自立支援・障がい福祉事業など福祉にかかわる活動に取り組むNPO。

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いつの頃からか、私たち「まちづくりに夢をつなぐ市民の会」(まち夢)の仲間は、樋口厚さんのことを、親しみを込めて「あっちゃん」と呼ぶようになりました。あっちゃんは、私たちのグループの大切なまとめ役であり、縁の下の力持ちでした。

1996年から参加してくれたあっちゃんは、まち夢10年誌の中で

『まち夢』と出会い、以来、会社員と地域活動を楽しく両立してきました。義務として仕事をする時代は終わったと考えており、これからは、楽しさと充実感を感じられることだけをやっていくつもりです。

と語っています。この言葉通り、その後彼は環境や福祉をテーマにした、さまざまな市民活動に飛び込んでいくことになります。

たぶん、そのどの活動の中でも、穏やかで思慮深く温かいキャラクターを活かして、皆に頼られる存在であったに違いありません。

あっちゃんを地域の活動に引っ張り込んだことが、私たちまち夢の大きな功績の一つかも知れませんね。えっへん。(まち夢  山内洋)

【まちづくりに夢をつなぐ市民の会(まち夢)】

1993年から市民主体のまちづくりをめざして活動。杉並区立児童青少年センター市民案づくりをスタートに、杉並区まちづくり基本方針、同みどりの基本計画、同自治基本条例などに、市民案を提出。市民活動団体の交流の場「まちづくり博覧会」を他団体ともに立ち上げ10年に渡り運営に参加。その他、他自治体のまちづくり活動支援などを展開。