地域協議会の予算提案書<2018年度用>を提出
生活者ネットワークが構成メンバーとして参加している運動グループ地域協議会は、活動グループ仲間同士がこの杉並区をより暮らしやすいまちにしていくため長期方針や活動計画を定め、それに基づいて毎月会合をもち、情報を共有しつつ活動をすすめている集まりです。
構成メンバーには、生協やその配送サービス、介護や家事援助、移動サービス、高齢者施設の食事提供、地域の居場所の経営、小規模保育、葬祭のサポート、リユースショップ…などの事業を行う団体が含まれ、ほとんどは非営利で民主的な運営を行っています。
これら構成メンバーが活動の現場で直面する課題の中から、次年度の杉並区予算編成に反映させてほしいことがらを「要望書(または提案書)」の形でまとめ、区長にあてて提出する活動を毎年秋に実施してきました。
今年は10月31日、7人のメンバーで田中良区長に面会し、2018年度予算に向けた提案書を直接お渡ししてきました。
区長は以前、都議会議長の座にあった人らしく、今夏の都議選の話から小池都政に対する持論を展開した後は、こちら側の話に耳を傾けてくれました。
障がい児の通学・通所の移動支援について、現行の制度における時間制限が短すぎること、空き家を活用しての居場所の経営にあたり非営利で事業を行う場合の経営的困難さのこと、公的施設での石けん利用のこと、グループ保育事業者が抱える問題のかずかず・・・など、日々の事業活動からの訴えに熱が入り、面会時間は50分近くにも及びました。
何点かは「所管に話してみる」ということでした。少しでも改善が図られれば、と思います。(杉並・生活者ネットワーク事務局長 小松久子)