決算特別委員会を含む第三回定例区議会が終わりました

「協働」「市民参加」を念頭に置きながら質問

9月10日から始まった第三回定例区議会は10月9日、閉会しました。
開会2日前(9月7日)に、区長から、保育園待機児・特養早期入所待機者の解消に向けた保育と介護のプランの補正予算が、また、閉会直前には、肺炎球菌ワクチン(高齢者対象)、新型インフルエンザワクチンへの公費助成が補正予算として提案されました。(優先接種対象者)

今議会にかかった議案は、この2つの補正予算を含む7件、決算の認定をするもの5件、報告1件、議員提出議案1件でした。

生活者ネットワークは、「市民参加」「協働」の視点で、質問し判断していきます。
今回は、阿佐ヶ谷住宅が建つエリアの地区計画(高さ制限10mが20mに緩和される)が変更になるため、「杉並区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」が示されました。生活者ネットワークはこの条例案には反対し、あとの議案には賛成しました。

市民の方から、「なんで賛成なんかするの!?」というお声をいただくことがあります。
今回の決算特別委員会でも、私どもは、福祉(高齢者・障がい者・子育てなど)環境(水、緑・エネルギー、大気、廃棄物など)、まちづくり、教育などを生活者の視点で質疑を行います。評価を、そして批判もしつつ、しっかり対案を示しながら質していきます。答弁で「検討します」「研究してまいります」の答弁が出てきますが、この「研究してまいりたい」は、実はわかりにくいのですが、「しません」ということなのです。「検討します」は、来年度予算に計上されることになるわけです。つまり、「検討します」をいかに多く引き出していくかが大事です。政策実現になるのですから。

2008年度決算に、さまざま質疑し、提案や意見を述べ、それらに対して行政側から出された答弁を点検した結果、2008年度決算(使われた税金)を認定しました。          
区議会議員 市橋綾子