校庭や砂場の放射能測定を区に要請しました

「生活者ネット・みどりの未来」5人で区長と教育長に面談

会派5人で田中良区長に要請文について説明5/18
会派5人で田中良区長に要請文について説明5/18
保育園や学校の放射能汚染を心配し放射線量測定を求める多くの保護者からの声を受け、「生活者ネット・みどりの未来」5人は区長と教育長に5月18日面会し、下のような要請文を提出しました。とくに昨年秋から雨水をためてきたプール内の水質については、「ヤゴ救出作戦」が実施される6月初旬以前に検査されるよう強く配慮を求めました。

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2011年5月18日
杉並区長 田中良 様
杉並区教育委員会委員長 大藏䧺之助 様

生活者ネット・みどりの未来
 小松久子 奥山たえこ 市橋綾子 すぐろ奈緒 そね文子

子ども関連施設の放射能測定についての要請

福島第一原発事故による放射能汚染が深刻化し、東京にいてさえ健康面への影響に対する不安を訴える区民が多い状況です。とくに乳幼児や小学生の子どもをもつ保護者の間からは、子どもが長時間活動する場での放射能測定を求める声が日を追うごとに拡大しています。 区の方針は、都が実施しているモニタリング調査でまったく問題がないのでそれ以上は不要とのことですが、放射性物質は風向きや天候によってどこまで拡散するかわからず、200キロ以上離れていると言っても不安を払拭することはできません。 まして、放射能はたとえ低線量であっても、長期間被曝すれば高線量の一時的な被曝より影響が大きいとされ、成長期にある子どもの将来を考える保護者から、安心して子どもを預けることができるよう、区独自の測定調査への要望が高まるのは当然と考えます。 事故発生後2か月以上経てから1号機のメルトダウンが発表されましたが、直近の報道では、2、3号機についてもメルトダウンを認めました。区民の健康と安全を守る立場である区の責務として、今後、新たな事態が発生した場合に備えバックデータをとっておく必要もあると考えます。 私たちは、区が独自に水道水の放射能測定を行い、結果を公表してくださっていることに敬意を表するものです。区民は安心して水道水を使用することができ、区への信頼感を高めています。下に記すように、子ども関連施設の測定もぜひ実施していただきたく、ここに要請いたします。

1 小学校のプールには現在、昨年秋から雨水がためられており、この雨水を利用して6月初旬には各校で環境教育の一環として「ヤゴ救出作戦」が実施されます。その「作戦」実施前に、水質の測定をお願いいたします。

2 保育園・子供園・幼稚園の砂場と小学校の校庭の放射線量を、区内数か所で測定してください。

3 測定結果を、区ホームページ上で公表してください。
以上