2025年 年頭にあたって
新年明けましておめでとうございます。
2024年の「今年の漢字」はオリンピック等の活躍による光の「金」だけでなく、政治の裏金問題や、金目当ての闇バイト強盗事件、止まらない物価高騰などから『金』が選ばれました。
しかし、12月10日にノーベル平和賞が日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に選ばれたことを知った時、私は「今年の漢字」は『和』だと思いました。
3年近くに及ぶロシアからの侵略戦争を受けるウクライナ、初動がどうであれ、圧倒的な力でパレスチナを追い込むイスラエル、そこへきてシリア政権崩壊で状況は一変。終わらない中東危機が深く進行しています。
そしてそこには核兵器が使われるリスクが高まり、「使わせない、使わない」という強固なリスクが破られようとしているのです。
唯一の被爆国の日本が発信する「平和」の重みは何にもまして重要です。
日本は他の友好国と経済協力を進め、法秩序を尊ぶ連携の輪を広げていくことが日本の大きな課題になると思います。
杉並・生活者ネットワーク代表 藤田愛子