杉並も無関係じゃない!PFAS汚染 ~7/27集会に参加して~

7月27日、PFAS(ピーファス)汚染についての学習会が西荻地域区民センターで開かれました。かねてより地下水や有害化学物質の問題に取り組んできた東京・生活者ネットワークと杉並地域協議会の共催により、この問題を全都的な課題として広く共有したいと企画されたものです。

講師に迎えた明治大学名誉教授の寺田良一さんは、香害の問題でも生活者ネットワークがお世話になっている環境社会学者です。PFASの環境・健康への有害性と、PFAS汚染の現状、特に身近な東京の地下水の汚染状況が話され、分解が難しく「永遠の化学物質」と言われているPFASが水だけにとどまらず大気や土地を汚染し、食品汚染などに拡大していく重大な問題だということを改めて認識しました。

この問題に対して、私たちに何ができるか……世論喚起が必要という講師の指摘を受けて、衆議院議員の大河原阿雅子さんより国の状況、都議の岩永やす代さんから東京都の動きについて報告があり、続いて東京市部の生活者ネットワーク議員からの報告がありました。

調布、武蔵野、立川、国分寺の各市議が本当に自分たちの問題として地道な調査を積み重ね、対策に取り組んでいる努力に市民の力を感じました。司会を担当した杉並区議の奥田雅子

PFASの集会で司会を担当する奥田雅子

さんによれば、杉並区でもPFASは検出されており、決して多摩地区だけの問題ではありません。杉並区でも調査やチェックが必要だと思います。

杉並・生活者ネットワーク会員  田中みつ子