杉並ネットお話サロン ほうれん草農家に転身して
杉並ネット事務所でデータ管理の仕事を担ってくれていたMさんが、5年前山梨県北杜市でほうれん草農家に転身しました。
ご主人が農業を目指し50代半ばで山梨に移住し、農業を学びその後ほうれん草に特化して1年中露地栽培しています。畑は合計1,5町歩(15,000平米)あり、北杜市の高低差のある土地柄や晴天率の高さを生かして有機栽培で育てています。
【M氏の農業基本方針】 1.人と地球を大切にする、2.想像力を豊かに挑戦し続ける、3.効率を追求し収益を確保する。
年間通して品種を変え、防虫ネットなどを工夫しながら循環型農業を目指し、マルチなど化石由来の資材を極力減らしています。また肥料は地域の堆肥を活用しているそうです。
【ほうれん草栽培の秘訣】
- 種まき直後たっぷり水やりをする
- 秋作9月下旬~10月下旬の幡種が作りやすい
- 土壌PHは6.5~7.0くらい 酸性土壌では育たない
- 12月~2月収穫のほうれん草は糖分やビタミンが豊富でおいしい
- 季節に応じた品種の選択 ほうれん草の種は100種類以上ある
- 寒さには強いが暑さには弱い 夏のほうれん草栽培は至難の業
この日わけてもらったほうれん草は、姿美しく、味は甘くてとてもおいしかったです。(杉並・生活者ネット会員 佐々木庸子)