廃食油の回収を終了…発展的に解消します

杉並・生活者ネットワーク事務所が2014年から廃食油の回収を始めたのは、「捨てるもの」「捨てるしかないもの」を資源として生かし、行政の取り組みを促したいと考えたからです。

 

「TOKYO油田2017」の回収ステーションとして、これまでの8年間に集まった油は2800リットル以上。未使用のまま長年経過した贈答用の箱入りも珍しくありません。押し入れにしまい込まれていたのでしょう。これらはおもに車を動かす天ぷら油エネルギー“VDF”の原材料になりました。

杉並区が実施すればもっと多くの油が回収され、エネルギーに再生されるに違いありません。区議会で提案し続けた結果、2019年4月から区役所ほか4カ所での回収がスタートしました。今年4月からは各地域区民センターを含め区の回収ステーションが11カ所に増えることが決まりました。そこで、この3月をもって当事務所での回収を終えることとしました。私たちの活動の発展的解消とします。(杉並・生活者ネットワーク事務局長 小松久子)