今こそ生活者の政治を!

 

杉並・生活者ネット主催の「憲法カフェ」憲法についてざっくばらんに話し合う 成田西「なかまの家」で 2016.6/23

生活者ネットワークの活動は、生協活動の中で、安全な食品、ゴミを出さない生活や、環境を破壊しないための石けん運動などを実践してきた中で始まりました。その中で協働することや自主管理・自主運営を学んできました。

生協の仲間だけで安全なものを食べ、ゴミを出さない生活をすることで良いのだろうか。社会全体で考えるべきものではないだろうか。そして、社会全体で考えるべき問題はどこでどのように決められているのだろうか。このような至極まっとうな疑問から発したのが生活者ネットの運動です。まちで必要なしくみをつくり、子育てや親の介護問題の解決法として介護や保育、障がい者ケアに携わる団体をつくり、仲間を募って事業を立ち上げてきました。地域で自分たちがまず実践してみることがら始めました。そのことが自治と分権の土台になると考えたからです。

そして社会のしくみを決めるところ(=議会)へ、ともに活動してきた仲間の代表を送ろう、それも出たい人より出したい人を送り出そうと考えたのが私たちの政治です。生活者ネットのこの実践を理解していただければ、「安倍YES」の人も「安倍NO」の人も私たちの政治を理解してもらえると思います。生活の中のことはすべてが政治につながっていることに、もっと多くの人に気がついてほしいと考えます。

選挙の時は突風が吹いて結果が出せないときもありますが、平時より生活に関する課題――安全な食べ物、保育や教育、高齢者の介護問題など、暮らしの身近に政治があることを示して、課題解決のために力を注いでいきたいと思います。

次の選挙を考えることはもちろんですが、選挙の時だけの政治ではなく、地域にどのような機能が必要で、どんなまちをつくりたいのかという、生活者ネットの政策を実現する活動を積み重ねていくことがより大事と考えています。

改めて生活者ネットの生活者の政治にご賛同いただくようお願いいたします。    杉並・生活者ネットワーク代表 藤田 愛子