子どもも手話を学ぼう! 手話講習会を開催しました
2016年4月に障害者差別解消法がスタートしました。ひとことで障がいと言ってもさまざまな障がいがあります。その障がいによって不自由さ不便さが異なるでしょうから、その解消法も多岐にわたると想像できます。
11月23日、杉並・生活者ネットワークでは、ご本人が聴覚障がい者であり手話講師歴23年の経歴をもつ塩谷武志さんをお招きし、手話レッスンを開催しました。
かつて手話は「手まね」と言われ、人前での使用を禁止されていた歴史があると聞きます。今は時代も変わり、手話はひとつの言語として確立しました。
今回の企画は、子どものうちから障がいや手話という言語を身近に感じてほしいという願いを込めて、主に子どもを対象としました。当日はたくさんの子どもたちの参加があり、ゲームを交えたレッスンの中、笑い声の絶えない楽しい企画となりました。
後半は講師より、日ごろの生活の中でどんな場面で困るのか、それを解消するためにどんなことが考えられるか、といった話を聞くことができました。どれもこれも私たち聴者の想像外のものが多く、国や自治体が提供しているサービスが本当に当事者の希望に合っているのか?という疑問がわきました。
最後の質問タイムでは、大人からの素朴な質問が多く、子どもだけでなく私たち大人も障がい者の実態を知る機会をもっと多く持ち、そのうえでの解消法を考えていく必要があると感じました。 (杉並・生活者ネット事務局 小出知子)