鳥越さん敗退 都知事は小池百合子氏に
生活者ネットワークを含む野党が共闘して取り組んだ選挙でした。参院選から2日後、鳥越さんが立候補の名乗りを上げた7月12日は、都知事選告示のわずか2日前でしたから、時間的余裕のないところを野党や無所属の地方議員、市民のネットワークでカバーし合いました。この共闘は、今後につながる重要な経験だったと思います。
期間中の後半、鳥越さんが特に力を入れて訴えるようになった「平和」「憲法」「非核」のメッセージは、小池・増田の両氏から語られることがなく、価値あるものだっただけに、当選できなかったことは悔やしく残念でなりません。
また、「非核」どころか「核武装」の可能性まで言及する政治家が倍以上の得票数を稼いだことをどう理解してよいのか、率直に言ってわかりません。
選挙で小池氏が掲げた「都民が決める。都民と進める。」というスローガンの範囲では異論はないものの、小池都政にこれからどのように向き合っていくのか、しばらく模索が続くことになると思います。