2014年 年頭にあたって

 

あけましておめでとうございます。

昨年は6月の都議会議員選挙にて8年ぶりで杉並生活者ネットワークの議席を確保することができました。小松久子に多くの方々の期待と賛同をいただき、都議会へ送ることができたことに心から感謝いたします。

都議会ではオリンピックが招致されてから、12月の猪瀬都知事の退陣まで目まぐるしく時が過ぎました。5000万円もの大金を訳もなく選挙直前に提供する人がいるはずはなく、9月議会の小松久子の質問に対する猪瀬知事の高圧的な答弁が嘘のようなしどろもどろの言い訳と、最後には政治家として「アマチュア」であったという言葉を発するに至っては何をかいわんやです。「アマチュアリズム」を標榜している私たち生活者ネットでも選挙を勝ち抜き、議会に出るにはプロとして覚悟を持って臨んでいます。都知事選には市民の痛みがわかる候補者を推薦したいと考えています。

 さて、安倍首相ですが、お祖父さん(岸信介氏)を真似てでしょうか超右翼的な態度をとり続けています。当時との世界情勢があまりにも違っているにもかかわらず、自らの好き勝手な言動をするのは本当に腹立たしい思いです。民主党が政権運営に失敗したことはあっても、自民党に大勝ちさせたツケがどんどん生活を脅かしています。野党がばらばらであることもそれに加勢してやりたい放題です。地域選出の国会議員に市民からの声を発信していかなければなりません。

 4月からの消費税アップは民主党も自民党も納得ずくの決定でした。社会保障費が天井知らずに上がっていくのを消費税で賄うとの約束でした。しかし、またぞろ土建国家志向が頭をもたげています。消費税の使い道を私たちがしっかりと見ておかなければ勝手なことをされてしまいます。政治に興味はないとか、選挙には行かないというのは為政者にとって好都合です。どうぞそのようなことをさせない民主主義の社会を作っていきましょう。本年もよろしくお願いいたします。  杉並・生活者ネットワーク代表 藤田 愛子