杉並区は男も女も長生きできるまち
厚労省が先月31日、2010年の全国の市区町村別の平均寿命を発表しました。朝日新聞に載っていた上位5番目までの表を見て、「なになに、男性は長野県、女性は沖縄県、なるほどね」とスルーしていましたが、日経新聞には上位 10番目まで出ていました。そこにはなんと、杉並区が男性9位に、女性は10位にランクインしていました。(男性はその5年前の2005年にも12位に 入っていた)杉並区は長生きできる自治体ということでしょうか。
年齢だけでは高齢者の状況がわかりません。お元気で暮らしておられるのか、寝たきりになられているのか、長寿の「質(暮らしの状況)」も見ていく必要がありますね。杉並は一人暮らしの高齢者が多くいらっしゃるし、男性の介護者が多いのも特徴です。長寿応援ポイントが励みになって元気で歳を重ねていけるのであればよいのですが・・・。
今年、杉並区の高齢化率(65歳以上の高齢者が人口に占める割合)が20%を超えました。入院して自宅に戻ってきたときにスムーズに在宅療養に移行できるように、在宅医療支援体制を強化して きていますし、高齢者のお宅を訪問(安心おたっしゃ訪問)して、潜在化しているニーズの把握をするなど「健康と医療・介護の緊急推進プラン」に沿って施策 を進めています。実際に使う側にとって使い勝手はどうか、検証が必要です。 (区議会議員 市橋あや子)