どんな人でも地域で仲良く暮らしたい!「インクルーシブ地域社会」の実現のために
昨年3月に設立した「生活クラブ運動グループ・インクルーシブ事業連合」は、暮らしの課題を解決するために地域で始める活動や事業を応援する、中間支援的な役割をもっています。生活クラブの運動から生み出されたワーカーズ・コレクティブやNPOなどの実践によって蓄積されたノウハウや人材、情報などを改めてインクルーシブ事業連合に集結させ、地域が必要とする支援を行っています。
“インクルーシブ”とは異質なものが交じりあって美しい様相を示す状態のこと。高齢者、や子ども、障がいのある人、病気療養中・求職中の人、外国の人など、どんな状況にあっても社会から排除されることのない「色々な人がいて当たり前」の様々な人が織りなす豊かな地域社会を『インクルーシブ地域社会』と呼び、私たちの事業や活動の目標にしています。
一方、私たちの地域には「杉並区・生活クラブ運動グループ地域協議会」という、杉並のまちづくりを推進しコーディネートする場がありますが、インクルーシブ事業連合と地域協議会が連携することで、今まで以上に杉並でのしくみづくりをすすめていこうと具体的な取り組みが始まりました。
その一つとして、空家が目立つようになった地域の状況に対して、資産を社会貢献に活用することを呼びかけ、資産を提供する人とそこで事業を行いたい人たちをどのようにマッチングさせたらよいかという課題があります。今回、初めて杉並で「資産の社会的活用セミナー」を開催します。実家が空家になっている、家族が減って空いている部屋がある、社会的な事業に寄付したいなど、ご興味のある方は、税理士のアドバイスもありますのでぜひお運びください。(詳しくはこちら)
また、杉並区成田西で空家の活用が実際に進行中という情報を得て、地域の取り組みをインクルーシブ事業連合からも発信しています。誰でも気軽に立ち寄ることができ、ランチしたりお茶したり、地域の人々や情報とつながったり、ちょっとした困りごとが解決できる場として“まちのほっとスペース「なかまの家」”が秋に誕生する予定です。
「なかまの家」説明会;7月15日13:00~ 会場 なかまの家(杉並区成田西4-8-23) お問い合わせさざんか☎5347-1130 なかまの家準備会代表・石黒 仲間づくりをしたい方、部屋を借りて教室を開きたい方、スタッフになってこの事業に参加してみたい方、どうぞ説明会にいらして下さい。
市民参加型のまちづくりで地域でのつながりや楽しいことを一緒につくっていきませんか!
生活クラブ運動グループ・インクルーシブ事業連合 / 杉並ネット会員 奥田雅子