あきらめずに政治に参加しよう!
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
本年五黄は「壊乱の年」で腐敗した物が破壊される年です。政権や私たちが腐敗していなければ破壊される事はないといわれています。
さて、昨年末、東京人にとっては一挙にダブル選挙に突入し大混乱となりました。60年間続いた自民党政権を交代させたいと、3年前に生活者ネットワークは民主党を応援しましたが、あまりにも稚拙な政権運営に目も当てられない状況でした。今回の自民党の政権奪還は自然の流れでしょう。しかし、小選挙区制の死に票の多さに、わかっていたこととはいえ失望しています。2大政党制を考えての選挙制度は、今回のような政治状況では自民党以外がいくつにも分裂するのですから自民党に有利で結果は圧勝でした。
安倍晋三氏が総理大臣に就任して暮れには福島を視察しました。大惨事の跡地を見ても民主党政権が掲げた「30年代に原発ゼロ」を見直すとしたのです。さらに原発新設にも理解を示したとなれば全く納得のいくものではありません。
教育や学校に関しては、教育委員会を潰すことが即いじめ問題の解決につながるとしている下村文科大臣の発言も納得いくものではありません。都議会で同時期に議席を得たものとして、これまで下村氏の教育に関する公式発言をきいたことはありません。教育委員会の改正自体は賛成ですが、何をどうするのか現場の意見も聞かずに政治で無理やり改正することは大人のいじめともいえるものです。
アベノミクスによる経済改革は第一次安倍内閣でも協議されていたことでした。その時にできなかったことがなぜ今できるのか不思議でなりません。アメリカもEUもかつてない日本の経済政策の実験を見守っています。女性や若者の雇用をさらに広げていくこと以外に道はないはずです。自民党の「子育て介護は家庭で」という古い考えのもとでは建設業のみの雇用増加でしかないでしょう。雇用が拡大され、給与が上がらない限り、日本の経済は良くならず、世の中の不景気感は解消されないでしょう。
東京都の猪瀬直樹新知事は道路公団の改革を手がけたということで、鳴り物入りで副知事になったのですが、知事に就任し利権に関わる都の構造改革ができるのでしょうか?石原都政の継承では改革はできません。
いずれにしても、私たちは政治から目を離してはならないと思います。自分自身を、家族を、地域を守るために諦めずに政治に参加していきましょう。これがひいては国を守ることになるはずです。
今年は都議会議員選挙と参議院議員選挙があります。またまた選挙の年となりますが、私たちは東京の唯一の地方政党として都議会議員選挙を精一杯戦いたいと考えています。 (杉並・生活者ネットワーク代表 藤田 愛子)