2011年は新しいものが生まれようとする年

新年明けましておめでとうございます

左から小松久子、そね文子、市橋あや子、藤田愛子
左から小松久子、そね文子、市橋あや子、藤田愛子
本年は辛卯(かのとう)という年ですが、「辛」の字は新(あたらしい)の意味で、草木が枯れて新たな世代が生まれようとする状態を表しているそうです。
2008年のリーマンショックから丸2年が経っているにもかかわらず、世界中の国々でその影響が残り、特に日本では円高が追い打ちをかけ不況は回復の兆しが見えません。じわじわと貧富の差が広がっています。職が無く、またあっても物言えぬ労働者となってしまい、仕事のスキルを得ることも出来ず最低賃金すらもらえない危うい現状があります。

こんな時だからこそ政治がリーダーシップを発揮してほしいのですが、政権交代後の民主党はどうしてしまったのでしょうか?ケネディ大統領の言葉のように「尋ねないで下さい/国があなたのために何をしてくれるかを–/尋ねて下さいあなたが国のために何ができるかを。」ということは良く分かるのです。しかし、ビジョンが無く夢も無く、ころころ言うことが変わっては政治に信頼はもてず、税を納めようという気すら無くなってしまいます。

しかし、政治をあきらめてしまってはならない、しっかりしろと言い続けなければならないと思います。また、何らかの形で政治に参加することも必要でしょう。
先に述べたように本年辛卯は草木が荒れて新たな世代が生まれようとしている年です。そして、政治の世界では統一地方選挙が行われ、東京では都知事、都議補選、区長、区議会の選挙が行われます。新しい世代を生まれさせるのは市民です。政治屋の論理で議会を動かすのではなく、市民の声がしっかりと通る議会にするために私たちも気持ちを新たにしています。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。 杉並・生活者ネット代表 藤田 愛子