2010年 年頭にあたって

政権交代の真価を示してほしい

あけましておめでとうございます。

せっかくの政権交代が萎んでしまいそうな年末でした。
ハネムーン期間(約100日)が終わり、いよいよ民主党政権の真価が問われるときが来ました。
政権交代による情報公開やドラスティックな政策転換、予算編成を期待していましたが、なかなか日の目を見ません。もちろん、60年続いた自民党政権下での「よどみ」を100日くらいで排除できるとは思いません。しかし、誰もがその芽生えは見たいと思っています。

日米関係も経済状況も環境問題も確固とした方向性が知りたいのです。誰かが自分の益の為に政治をするのは自民党政権だけでもう結構で、国民のための政治を今こそ国政で実施しなければ何のための政権交代だったのか。一生懸命応援した甲斐がないというものです。

地域政治を実践している生活者ネットワークとしては早く地方主権を獲得して、身近なところでの政治を市民の意見を反映させる形で実現していきたいと考えています。地域主権ということは、反対しているだけでは解決ができないことで、提案された政策にどれだけ良い対案が出せるか、また議会自らが政策を提示できるかにかかっています。多くの市民と現場をバックに持つ生活者ネットワークの強みは、この対案を出せるところにあります。市民の政治に対する思いがあれば生活者ネットワークは永久に不滅です(大好きな長嶋と釣りバカ日誌20の言葉から)。

政治を市民の手に取り戻すために、今年も精一杯働いてまいります。多くの皆様に更なるご意見をお寄せいただけますようお願いして、新年のご挨拶とさせていただきます。
杉並・生活者ネットワーク代表 藤田 愛子