新年おめでとうございます。

今年も皆様にとって良い年となりますようお祈り申し上げます。

2009年は私ども生活者ネットにとりまして都議選という大きな選挙の年となります。

昨年は「チェンジ」を訴えたバラク・オバマ氏がアメリカ大統領に選出されましたが、アメリカという国自体がが変わらざるを得ない状況になっています。リーマンショック以降の世界同時金融危機と、急転直下、不況の出口が見えない状況を生みました。

日本では3代にわたって総選挙を経ない首相が選出され、この経済危機に期待されている対策を示せずに『麻生内閣冬景色』なる替え歌が飛び交うほど悲惨な状況になりました。「派遣切り」に怒りを爆発させた若者たちこそ、かつて小泉政権を登場させた世代ですが、彼らの「一揆」は年を越してしまいました。アメリカ一辺倒の新自由主義が崩壊しています。

今後の日本は効率一辺倒のスピード重視ではなく、この国本来の技を重視したものづくりや、「お互いさま」の精神で助け合うという、連帯感の回復が求められてくるはずです。また物があふれている日本にあっては、まさに安全・安心・本物が選ばれるようになるでしょう。これは政治においても然りと考えます。

誰かにお任せするのではなく、自らも汗をながし、参画していく社会をつくっていきたいと考えています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。   杉並・生活者ネットワーク代表 藤田愛子