2007年元旦によせて

統一地方選挙に全力で取り組みます

新しい年が幕を明けました。2007年はどんな年になるのでしょうか。

いきなり暗い話になりますが、いまの世の中は、戦後最長の好景気といわれながら、一方では働いても貧困から抜け出せない生活があふれる社会、平和といいながら暴力が日常化した社会、小学生から熟年世代、高齢者までが自ら命を絶つような社会であり、それが私たちの暮らすこの国の現実です。

そして救済に当たるべき政治の状況といえば、安倍政権は右傾化を進めつつもすでに体制がほころび始め、石原都政は知事の私物化の実態が明らかになるなど、いずれもだれのための政治か、と声を荒げたくなるようなありさまです。

利権のため、私腹を肥やすために政治を利用しようとする人たちには、人びとのくらしや息づかいが見えていないのでしょう。

私たちはあらためて、地域で日々生活を営む、そのくらしが真に豊かで健やかなものでありたいと思います。

政治はそのための道具であり、その道具を使うのは市民であること、そういう政治を実現するために、この杉並で生活者の視点をもって地道に活動してきたこと、またこれからもそうしていくことを、いま一度かみしめています。

今年は統一地方選挙の年、4月に予定されています。

杉並・生活者ネットワークにとって昨年は厳しい年になってしまい、この選挙はこれまでにない試練と認識しています。でも私たちはこれまでの歩みをさらに多くの人たちとともに前進させるため、この選挙に全力で取り組みます。

区議会議員  小松久子