自分らしいお葬式を

あなたはつれあいと同じお墓に入りますか?

少子高齢化が進む中で、自分の最後を自分らしく考えておきたいと思う人が増えてきました。また、従来のようなお葬式ではなく自分らしいお葬式とはなんだろうか、生前に準備をしておきたいという人も増えてきました。
東京ワーカーズの一員である「葬祭サポートセンター」が一周年を向かえ、記念講演を行いました。第一生命主任研究員の小谷みどりさんとTVなどでもおなじみのマリ クリスティーヌさんのお話がありました。
小谷さんからは「とにかく家族とよく話し合って。ご主人と同じお墓に入りたくないと思っている奥様もいますよ!」、「遺影はどこぞの集合写真からとるのではなく、素敵な笑顔のものを今すぐ撮っておくことです。先延ばしはダメですよ」と。参加者はご年配の方が多かったので、苦笑したりうなずいたり。クリスティーヌさんは先年亡くなられたお父様のご葬儀に触れ、アメリカの退役軍人でいらしたいろいろの体験から、お葬式は残されたものの心のけじめになったり、家族の知らない一面を参列者からお聞きすることができる大変良い機会であったとのお話がありました。地味葬式派にも納得のお話ではなかったかと思います。 会場ではエンディングノートの使い方や地球環境にやさしいダンボールのお棺、遺骨をダイヤモンドになどの展示もありました。 
私が主宰する政治サロン「阿佐ヶ谷塾」でも『死に方』と題して議論をしたことがありますが、死に方とはすなわち生き方のことです。平均寿命が男性78.6歳、女性85.6歳になった今、いわゆる定年後の暮らし方が重要な時代になっています。
              杉並・生活者ネットワーク代表
                     藤田 愛子