ネットサロン 男の料理を楽しむ(3/24)

地域に帰った男性のナイスな生き方

建設会社をリタイヤしてから、1年間学校に通って料理を学び自宅で居酒屋を開いた仁(じん)さん。見事な包丁さばきの手料理はとてもおいしく、この日集まった杉並ネットのメンバーから感嘆の声があがりました。ご自身がお酒が好きで好きが講じて始めたというだけあって、飲んで語り合う場を作ることを楽しんでいる様子でした。
居酒屋仁は週2日開店し、ほかの日は「おでかけサービス」のドライバーとして車椅子や介助の必要な方のおでかけをサポートすることで地域福祉に貢献しています。
また都会に残っている数少ない農家を応援する、都市農業研究会の一員として畑仕事に汗する日もあるそうです。

杉並区では団塊の世代が退職する時期を迎え、4月から「すぎなみ地域大学」を開校します。地域活動入門講座や公共サービス起業コースなどがあり、地域に帰ってくる人々に今までとは違う働き方を知ってもらい、退職後もそれぞれの特技や能力を活用することをめざしています。

高齢化の時代、退職後の長いセカンドライフをどう暮らすか、今は「家には寝に帰るだけ」の男性あるいは女性にとっても、いずれ直面するテーマです。地域に帰った仁さんのナイスな生き方は、ひとつのモデルケースですね。