居酒屋仁は週2日開店し、ほかの日は「おでかけサービス」のドライバーとして車椅子や介助の必要な方のおでかけをサポートすることで地域福祉に貢献しています。
また都会に残っている数少ない農家を応援する、都市農業研究会の一員として畑仕事に汗する日もあるそうです。
杉並区では団塊の世代が退職する時期を迎え、4月から「すぎなみ地域大学」を開校します。地域活動入門講座や公共サービス起業コースなどがあり、地域に帰ってくる人々に今までとは違う働き方を知ってもらい、退職後もそれぞれの特技や能力を活用することをめざしています。
高齢化の時代、退職後の長いセカンドライフをどう暮らすか、今は「家には寝に帰るだけ」の男性あるいは女性にとっても、いずれ直面するテーマです。地域に帰った仁さんのナイスな生き方は、ひとつのモデルケースですね。