みんなでワッショイ! 「原発」国民投票 秋祭り!
福島第一原発の事故3ヶ月後の2011年6月から始まった「みんなで決めよう!『原発』国民投票」の活動はその後大阪、東京、静岡、新潟の住民投票直接請求運動へとつながり、徐々に認知され、賛同人は約6,000人となりました。また先だっての民主党代表選挙で原口議員が「原発」国民投票の実施に言及するなど、国会で検討の対象として認識されるようになりました。
一方、当会は各界の著名人の方々に積極的に「会の賛同人になってください」と呼びかけてきました。第一号の賛同人は杉並区在住の詩人の谷川俊太郎さんで、寄せられたメッセージは 《国民投票かあ、新鮮だなあ、ワクワクするなあ、これは原発テーマのドラマだ。お金もかかるだろうし、裏工作もいろいろあるだろうけど、ひとりひとりが組織を離れて本音が言えるチャンスだよね。善かれ悪しかれ私たち日本人の意識(と意識下)が試されると思う。》
霧のなかの船出のように出発した国民投票ですが、1年半が経ち、その谷川さん、湯川れい子さん(音楽評論家)、マッド・アマノさん(パロディスト)をお招きした実りのお祭り『みんなでワッショイ! 「原発」国民投票 秋祭り!』が9月29日YMCAアジア青少年センターにて開かれました。
「原発」国民投票の賛否を問う!衆参両院全議員・次期衆院選の予定候補者への公開質問状のアンケート中間発表(回答は当会HPのほかフェイスブック、ツイッターなどで拡散していきます)、谷川俊太郎さんの心を打つ朗読ライブ、リレートーク・・・。
50人近いスタッフが少しずつ時間を割き、準備を重ねてきた手づくり感あふれるイベント。なんといっても素晴らしかったのは、舞台前をたっぷり飾っていた新潟県民投票のメンバーから取り寄せた前日に刈った稲穂でした。もうひとつ、坂本龍一さん(音楽家)が賛同人に名を連ねたという嬉しいニュースがありました。
マッド・アマノさんが力説されていたように、この運動は始まったばかりでこれからが勝負どころ。長い長い道のりになります。ユーモアを忘れずもっともっと多くの人とつながって進めていきたいと思います。 (元原発都民投票請求代表者 塚原彩子)