12月12日、日本はアメリカの牛肉輸入を解禁した。そして早速16日に成田に牛肉が到着した。ここ1ヶ月の報道や農水省の対応を見ると、いかにアメリカに押しまくられているかが分かる。20ヶ月齢以下の牛を輸入と言っても、トレーサビリティー(履歴)は勿論、大農場で放牧で育てているからいつ生まれたかは、正確にはつかめない。歯で判断すると言っていたが、あまりにもお粗末で撤回。肉質で判定するというのも専門官のみが分かると言うがそれも非常に不確か。そしてすぐに30ヶ月齢までの規制緩和を要求する厚かましさだ。肉骨粉は相変わらず使われている。さらに異常なのは感染すれば間違いなく死に至る、クロイツフェルト・ヤコブ病がアメリカで集団発生していると言うことだ。プリオンの影響であろうか。このように少々調べれば本当に安全かどうかに疑問符が付くアメリカ産牛肉を私たちが何故食べなければならないのか。塊りの牛肉で原産地が書いてあれば選択して食べないこともできるが、加工品や牛肉エキスとして使われてしまえば、消費者には調べようがない。
小泉自民党は日本の食の安全より、米国の食肉業者を助けることしか頭にないのか。怒りさえ感じる。
杉並・生活者ネットワーク
代表 藤田 愛子
写真・総合的学習で小学5年生と一緒に豆腐づくりをしました