新しい風となるか?

変化への予感「そのまんま現象」

1月21日に行われた宮崎県知事選で東国原さんが当選し、話題になっています。これまでで何人の知事がお金の不祥事で辞めたのでしょうか?政治とお金の問題、公共事業と入札の問題は古くて新しい問題として繰り返し議論されてきましたがいっこうに解決の道すじが見えてきません。企業団体献金を廃止する代わりに政党助成金制度を作ったのに、相も変わらず企業献金が行われ曖昧に終わっています。入札制度も随意契約を廃止するといいながら実行されない。首長の任期制を施行しようとすると、職業の選択を排除するものだと言う始末です。税金で賄われているという感覚は全く無く、自分のための政治が行われている結果です。

政務調査費も税金とは思っていないのでしょう。一度もらってしまえば自分のもの、領収書の提出など考えもつかない感覚なのです。飲み食いに使ったり、杉並でも自転車を買ったと言う人もいるくらいですから。
こんな税の使い方をしていたら、やりくりして日々生活する市民から「政治に関心ありません」と言われても仕方が無いですね。まじめに政治をしようと考え、お金の流れは公開する、私たちのようなつましい政治団体まで同じように見られては情けない限りです。

このような状況の中で、マニフェストを若者と一緒につくり、「宮崎県を変えるために、その時を一緒に見る証人になってください。変えるためには選挙に行っていただかなくてはなりません。是非行ってください」こう街頭演説をした東さんの言葉に宮崎県民は変化の兆しを感じたのではないでしょうか。

地方政治において政党の論理を振りかざすのではなく、しがらみのない政治を、21世紀型・分権型の政治を実践することに価値を見出しましょう。
私たち生活者ネットワークの政治がめざしているものが、まさにそこにあります。
      杉並・生活者ネットワーク  代表 藤田 愛子