子どもたちの目が輝いています。
今年で3回目になる善福寺公園周辺の生き物調べが、畑と林の持ち主のご協力を得て行われました。
集合場所では子どもと一緒に参加している保護者はまだ「大人」の顔をしていますが、畑や林に足を踏み入れた途端「子ども」の顔になり、夢中で虫さがし植物さがしが始まります。(この変化が面白い!)総勢65名の探検隊です。
「おっ!トカゲだ!そっちに行ったよ!」「これはトノサマバッタですかねー」「ミミズって何を食べているの?」「蛇だー、ヘビ!ヘビ!なにへび?」
次から次へと質問が飛びます。植物・昆虫の先生は引っぱりだこです。
「畑にこんなに生き物がいるのには驚きました」「土の地面や林の中って涼しいですねー」「林の中って静かァ」「ここ歩くとふんわりするぅ」「土のにおいがするよ!」「葉っぱのにおいはみんな違う!」
農地や水辺、林で出会う植物や昆虫を「観る」、「触る」ことで、共に生きている「なかま」であることを学んでもらえたら、と続けてきました。最初、キャーキャー言っていた子どもも、他の子どもに「ここをつかむと大丈夫だよ」と教わって触れるようになります。(私は大概の昆虫はOKですが、ゴキブリとカマドウマだけは触れません)
昆虫に詳しい子ども、草木の名前を熟知している子どもが参加していて、おとなは顔負けです。好きなことに夢中になり、調べていくうちにもっと面白くなる、これが学ぶことの醍醐味ではないでしょうか。
生き物調査の指標になっているというカニクサ、我が家の庭にはびこっている植物でいつもむしっていました。「希少種だから抜かないでくださいね」と説明がありました。でも、抜きたいんですけどォ。(T_T) 区議会議員 市橋綾子