5月3日、東京23区に大雨・洪水注意報が出されました

川が数か所で氾濫した7年前の9月4日の降り方に似ている

 増水した善福寺川(原寺部橋付近)5月3日
 増水した善福寺川(原寺部橋付近)5月3日
5月2日夜から、「豪雨」にちかい「強い雨」が長い時間降り続いています。2005年9月4日の降り方と似ていて、昨夜から窓をたたく強い雨音に驚かされて外に出てみたり、インターネットで杉並区内の川の水位を見たりしています。区からの災害・防災情報メール配信サービスに登録しているので河川の水位情報が入ります。今回の雨で昨日から大雨注意報や水位情報が送られてきます。

善福寺川の上流の様子を見に行ってみました。原寺分橋はあと1mというところでしょうか。このまま降り続けば危険です。雨水吐水口から武蔵野市側の雨水+汚水がドーッと流れ込んでいます。西荻窪と吉祥寺の間のJR中央線の高架下の公園に2千t、元法政高校同窓会館跡地に一万t、合計1万2千t(25mプール40コ分)の雨水貯留槽の建設工 事が始まっています。一刻も早い完成が待たれます。
また武蔵野市は、この雨水貯留槽設置に合わせ、今年3月、「雨水の地下への浸透および有効利用に関 する条例」を制定しました。これらは、善福寺川に流出する武蔵野市側の汚水混じりの雨水を減らすためのものです。

しかし、他市に頼ってばかりいてはだめです。川に近かろうが遠かろうが、戸建てにお住まいの方は敷地から雨水を出さない工夫が必要です。「雨水の貯留・浸透をたしなみとする杉並区民」と言われるくらいにならないと。

雨が強くなると、川の水がよく氾濫する環八道路下流の松見橋が気になるところです。夏にむかい、大雨や集中暴雨の季節になります。川のそばにお住まいの方へ、聞き取りにくいと悪評の防災無線の音声が、4月1日から電話で聞けるようになっています。(こちら)上記の災害・防災情報メールに合わせてご案内します。  杉並区議会議員 市橋 綾子