女医さんに聞く 子育てのヒント

2008年5月17日 09時45分 | カテゴリー: トピックス

それにしても小児科医はもっとほしい

中里恵美子さんは、区内で開業していらっしゃる小児科のお医者さんです。いつも診察室で母子に触れている先生から、小児科医として感じてきたことをお聞きしようということになり、5月の「ネットサロン」講師にお願いしました。

子どもが深夜に熱を出したり、急に具合が悪くなったり、というのはよくあることですが、休日や夜間の救急診療に駆け込んでくる病児のほとんどはその必要がない軽微なケースだといわれます。新米ママには判断が難しいのです。

たとえば一番多いのは発熱ですが、38.5度以下で本人が元気で機嫌もよければ大丈夫。ただしけいれんがあれば要注意で、けいれんはお医者さんでもドキッとするのだそう。嘔吐した後は食べさせたり飲ませたりしないこと。家の中の事故で多いのはやけど、とくに電気炊飯器の蒸気によるものとたばこの誤飲——。

というようなことを知っていれば、何かあってもあわてずにすみそうです。

救急車をタクシー代わりに呼びつけるなど非常識な出動要請が急増、とつい最近メディアを通して話題になりました。でも新米母は、自分の判断に自信がないから最悪のケースを想定して専門家に頼りたくなってしまうので、必ずしも自己中心的なのではないと思います。

ただそんなとき、ふだんから子どもが慣れて気心の知れたお医者さんが近くにいれば、どんなに安心でしょうか。ぜんそくやアトピーがある場合はなおさらです。

この日参加者からの問題提起で予防接種について意見交換ができたのは、ふだん診察のときにこういう話はできないかもしれず、いい機会になりました。

それにしても中里先生が「杉並区の救急診療のしくみはよくできている、でも小児科の専門医は区内に4〜5人だけ」というのには驚きました。なんとか改善策を講じないと、と思います。
杉並区議会議員 小松久子

写真 前列中央が中里恵美子先生