「ありがとうございますッ!」がいっぱいの入学式

友だちとたくさん遊び、たくさんのことを吸収してほしい

区立小学校の入学式が7日に行われました。
生まれてから6年経った、いいえ、6年しか経ってない子どもたちが、ひよこのように入場してきました。杉並第二小学校の新入生は92人、3クラスです。

「みなさん、入学おめでとうございます!」と校長先生。
「アリガトーゴザイマスッ!」とお辞儀をしながら1年生。
校長先生から、
あ…あいさつをしよう
り…りょうしんにかんしゃしよう
が…がんばろうべんきょう
と…ともだちをたいせつに
う…うんどうをがんばろう   
『頭の文字をつなげると「ありがとう」になります。今日からみんなは杉二の子どもになりました。明日から学校に通います。ありがとう、と言える人になりましょう』
みんな、校長先生のお話をきちんと聴いています。

来賓も一言ずつ「おめでとう」を贈りました。子どもたちはそのひとり一人に「アリガトーゴザイマスッ!」と声を揃えて返してくれました。
次に副校長から1件のみ電報文の紹介がありました。「ご入学おめでとうございます」の読み上げ文に、子どもたちは「アリガトーゴザイマスッ!」と。会場はククククッ…と笑いに包まれました。

そして、2年生が入場。「よびかけ」で一年生の入学を祝いました。
「一年生の皆さん!」「杉並第二小学校に!」「ご入学!」「おめでとうございますっ!」
この「おめでとうございますッ!」にも一年生が反応して、「アリガトーゴザイマスッ!」もうこれには会場は爆笑でした。

2年生の歓迎演奏「みんなで手話を」が素晴らしくて、子どもたちは自然に手話で歌っていました。ひとつのお遊戯です。1年生の中には一緒に体を動かしたり、立ち上がってじーっと見入る子どももいて、本当に和やかな心あたたまる入学式でした。
友だちとたくさん遊び、たくさんのことを吸収してほしいと思いました。
この子たちが幸せに暮らせる社会をつくる責任が大人たちにはある、としみじみ思う入学式でした。
                        区議会議員 市橋綾子