1993年住吉小の卒業式を取り戻したい

2008年3月20日 08時15分 | カテゴリー: トピックス

2008年の卒業式によせて

近所の学校の卒業式に参列しました。地域の区議として参列するようになって5年目ですが学校の式典の厳粛なこと、堅苦しさについては、年々感覚がマヒして、慣れっこになってきました。

15年前の息子の卒業式のことは忘れられません。あれは全然違ったものだったなあと思い出すのです。当時の保谷市立住吉小学校です。

体育館の側面に壁紙のように貼りめぐらされた、在校生の絵をつなぎ合わせたもの。デザインがほぼ同じで使われている色が限られているので(たしか紫と緑)全体は統一が取れていて、でも近くで見ると画用紙1枚1枚全部違う。

舞台上の正面には大壁画のような、鳥が羽ばたく絵。力作です。その絵をバックに階段状に設置された席が卒業生用で、だから主役が卒業生だというのが一目瞭然で、その一人ひとりの顔がだれからもよく見えます。

保護者や在校生、教員の席も同じフロアで大きく弧を描くように並べられ、みんなが卒業生を取り囲むような形で、校長先生から証書を受ける台は中央に置かれています。そのわきに三脚に立てられた校旗。たくさんの植木鉢の花。

在校生みんなの工夫と手作りで、周囲の祝福をいっぱい受け、卒業生のだれもが輝いて見えた卒業式。たくさん歌った最後は校歌で、作詞・谷川俊太郎、作曲・林光。日の丸も君が代もありませんでした。

そして今年。2008年の卒業生に「あなたたちは抑圧的・強制的な卒業式でかわいそうだ」と言うつもりはありません。たった一度の大切な思い出を傷つけてはいけないと思うから。でも、一度だけの思い出だからこそ、形式主義でない、アイデア自由の卒業式を経験させてあげたいなあ!と思ってしまうのです。

1993年の住吉小学校のような卒業式は、もうできないのでしょうか。いつか必ず取り戻したいものです。            区議会議員 小松久子

写真 早咲きの桜 3/8皇居東御苑で